こんにちは。横須賀ゼミナールの森友(@yokosuka_semi)です。

2019年10月29日、2020年度(令和2年度)の県内の公立高等学校の募集定員が発表されました。募集定員は受験倍率を知るための大事な情報です。

そこで今回は、前年度と比べてどう変わったのかを知りたいという方のために、詳しい情報をご紹介します。

「横須賀・三浦地区」の高校受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

参考:令和2年度神奈川県公立高等学校生徒募集定員について(神奈川県教育委員会)

神奈川県の高校受験はどんな制度?

この地区での受験が初めて、もしくは久しぶりという方もいらっしゃると思います。神奈川県の入試制度は、2013年度から変更されていますので、まずその点に注意してください。

【共通選抜】は、文部科学省の新しい学習指導要領にもとづいた「新たな学力」を的確に把握するための入試制度です。おおよその変化、内容は次の通りです。

  • 全課程(全日・定時・通信制)で「共通選抜」を実施
  • 過去の入試制度の問題点である長期化、複雑化の改善
  • 選抜の機会は1回(前期・後期選抜を一本化)
  • 受験生全員に学力検査と面接の機会がある
  • 一部の高校で実施されていた、いわゆる「独自問題」を廃止

2020年度の神奈川県内は、定員”増”はわずか1校、36校が定員”減”

2020年度は、前期・後期という分割をなくした「共通選抜」になってから8年目。県内の中学校の卒業予定の生徒は67,062人。

2019年3月卒業者は68,742人ですから、昨年度と比べると1,680人の減少が見込まれます。

なお、2020年以降も中学校卒業予定者はしばらく減少傾向です。そのため、各高校の募集人数も年々減っていくことが予想されます。

全日制高校の募集定員は、計149校(昨年151校)。41,829人(昨年43,077人)を募集します。

前年度と比べて、1,248人減となっていますね。昨年の募集減は216人だったので、やや大きめの減少になります。

募集の内訳を詳しく見ると、こうなります。

【県立・市立別】

  • 県立135校 38,426人(1,168人減)
  • 市立14校  3,403人(80人減)

【学科別】

  • 普通科  33,922人(969人減)
  • 専門学科 5,601人(199人減)
  • 総合学科 2,306人(80人減)

横須賀・三浦地区の募集定員の増減は?

上は、神奈川県全域のお話です。

さらにここから、横須賀・三浦地区に絞って見ていきましょう。

高校名募集定員(2019)募集定員(2020)増減最終倍率(2019)
横須賀27827801.23
追浜27827801.20
横須賀大津31831801.25
市立横須賀総合32032001.37
逗子278238-401.02
津久井浜23823801.08
逗葉31831801.23
三浦初声(普通)19819801.06
横須賀南(クリエイティブ)11811801.18
横須賀南(福祉)787801.03
横須賀工業23423401.02
海洋科学15715701.01

逗子高校 238人(40人減)

逗子高校は、2023年度(現小6生が受験する年度)の高校改革が予定されています。それに向けて、「逗子高校」は定員を削減し「逗葉高校」との統合準備を始めています。

※2021年度(現中2生が受験する年)からは「逗子高校」の募集がなくなります。

進学した際には在学中に大きな変化があることが予想されるため、受験を考える際の参考にしてください。

横須賀南高校 学科ごと118人、78人

また、今年は新しい高校「横須賀南高校」が生徒の募集を開始します。

高校改革の一環であり、「横須賀明光高校」と「大楠高校」が統合。この新設校は、「普通科クリエイティブスクール」(118人)「福祉科」(78人)と募集定員を分けて、新たなスタートを切る形です。

他にも「高校改革」がある?

2016年1月「県立高校改革実施計画」が神奈川県教育委員会から公表されました。

2016~2027年度までの12年間で、以下3点を柱とした高校改革が行われます。

質の高い教育の充実

すべての生徒に自立する力・社会を生き抜く力を育成する。生徒の個性や優れた能力を伸ばす教育に取り組むなど。

学校経営力の向上

学校の教育目標の着実な達成をめざす学校経営に取り組む。地域の新たなコミュニティの核となる学校づくりを進めるなど。

再編・統合等の取組み

少子化社会における適正な規模等に基づく県立高校の再編・統合に取り組むなど。


実施計画は4年ずつで、今年度(2020年度)は改革実施計画のⅡ期に該当します。

そして、2019年度は「共通」の特色検査が実施されました。

実施校は、学力向上進学重点校(4校)と「希望ヶ丘高校」「横須賀高校」「平塚江南高校」の3校です。

来年(2021年度)以降の予定では、

  • 「横須賀工業高校」に【建設科】を新設
  • 「逗葉高校」と「逗子高校」を統合する

という計画となっています。

まとめ 少子化の波は神奈川にも

年々減少している15歳人口。

そして神奈川県の中でも横須賀・三浦地区は、中学3年生の人数が年々減少傾向にあります。それに伴い高校全体の募集定員も減っていて、例年、実質倍率は1.10倍~1.30倍となります。

募集定員の増減に一喜一憂するのではなく、進学したい学校を志望校とし、最後まであきらめずに全力を出し切りましょう。

受験生の皆さんにとって悔いのない結果となるように応援しています。

受験を控えている中1・中2生の皆さんは、合否を分ける大きな要素となる「内申点」をしっかり押さえることが大切です。入試に向けて、テストの点のみならず、総合的な実力をつけていきましょう。 学校の定期試験だけではなく、多くの受験生が参加する模擬試験で、自分の「偏差値」を知っておくことも大切ですよ。