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高校受験の英語は、単語・文法・読解・リスニングを別々に勉強するだけでは得点につながりにくい教科です。単語を知っていても文の仕組みが分からなければ読めず、文法を覚えていても問題の中で使えなければ正解を選べません。

英語が苦手なときほど、たくさんの問題集を同時に始めるより、基礎をどの順番で積み上げるかが重要です。教科書の音を聞き、単語の意味を確認し、短い文を読めるようにする。この小さな往復を繰り返すと、定期テストにも高校入試にも必要な力が少しずつつながっていきます。

この記事では、中学生が高校受験に向けて英語を学ぶときの基本の進め方を、単語・文法・長文読解・復習の順に紹介します。今の学年や得意・苦手に合わせて、無理のないところから始めてください。

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英語は「単語・文法・音」を同時に積み上げる

英語の学習では、単語帳だけ、文法問題だけ、と一つの教材に偏ると「覚えたのに読めない」という状態になりやすくなります。単語は文の中で意味を取り、文法は短い英文で使い、音声を聞いて自分でも読んでみる。この3つを少しずつつなげることが、英語を得点源にする近道です。

まずは学校の教科書を中心にしましょう。授業で扱った本文には、今の学年で覚える単語・文法・表現がまとまっています。意味を確認してから音声を聞き、声に出して読み、つまずいた単語や文の形だけをノートに戻す流れなら、家庭学習でも進めやすくなります。

英単語は「見て分かる」から「聞いて書ける」へ進める

単語を覚えるときは、日本語訳だけを一度見て終わりにしないことが大切です。最初は英単語を見て意味が分かる状態を作り、次に音声を聞いて発音できるかを確認します。その後、日本語を見て英語を書けるか、英文の中でも意味が取れるかを確かめると、テストや読解で使える単語になっていきます。

一日に新しく覚える量は、10語程度でも構いません。ただし翌日、3日後、1週間後と短く見直すことを優先しましょう。覚え直しが必要な単語に印を付けておけば、全部を同じ回数復習する必要はありません。音・つづり・意味を一緒に確認することで、リスニングと英作文の土台にもなります。

苦手な単元は、できるところまで戻って小さく分ける

英語が苦手なときは、「全部分からない」と考えず、単語、be動詞・一般動詞、疑問文、過去形のように、つまずきを単元ごとに分けます。学校ワークや小テストを見直し、今の学年の内容が難しければ前学年の基本問題まで戻りましょう。

戻るときは正解を眺めるだけでなく、「私は毎日〜する」「私は昨日〜した」「私は〜できる」といった短い文を、日本語を見て自分で作れるかを確かめます。書けなかったところだけを復習すれば、学習量を増やしすぎず、授業や定期テストで必要な基礎を立て直せます。

発音を聞く習慣を作る

発音は、細かな正しさを気にしすぎるより、英語の音と文字を結び付けるために役立てます。教科書の音声を一文ずつ止めて聞き、まねして読むだけでも、単語が記憶に残りやすくなります。読めない英文は聞いても分かりにくく、聞いたことのない音は書き取りにもつながりにくいため、音読は単語・文法・リスニングを結ぶ練習です。

リスニングは、聞く前と聞いた後に確認する

リスニング問題では、音声を聞く前に問題文や選択肢を読み、人・場所・時間・理由など、何を聞き取ればよいかを予想しておきます。聞く目的を決めておくと、知っている単語を聞き逃しにくくなります。

聞き終えた後は、スクリプトを読んで分からなかった音や単語を確かめ、もう一度聞きましょう。聞こえなかった短い部分をまねして声に出すと、音とつづりが結び付き、次に同じ表現が出たときに気付きやすくなります。

文法は用語の暗記ではなく、例文を作って確認する

文法問題で間違えたときに、「三人称単数現在形」「不定詞」などの用語だけを覚えても、次の問題で迷ってしまうことがあります。大切なのは、その文法を使うとどんな意味の文になるかを理解することです。教科書や問題集の例文を一つ選び、主語や動詞を入れ替えて自分の文を作ってみましょう。

たとえば現在形・過去形・未来の表現を学ぶときは、同じ内容を「私は毎日〜する」「昨日〜した」「明日〜する」のように言い換えます。文の形と意味が一緒に動くようになると、穴埋め問題だけでなく英作文や長文の理解にも役立ちます。

間違えた問題は3回に分けて解き直す

解説を読んで分かっただけでは、次に自力でできるとは限りません。間違えた問題は、その日のうちに解説を読み、翌日にもう一度解き、週末に最後の確認をする3回の流れがおすすめです。2回目で解けなかった問題だけを残せば、復習量を増やしすぎずに苦手を絞れます。

「分かる」を「できる」に変えるための反復の考え方は、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

長文読解は、短い文を正確に読む力から育てる

長文が苦手な人は、いきなり難しい問題を何題も解くより、短い一文を正確に読む練習から始めましょう。まず主語と動詞を見つけ、「誰が」「どうする・どうだった」を押さえます。次に、修飾する言葉や接続詞を確認して、文のまとまりごとに意味を取ります。

知らない単語が一つあっても、すぐに止まらず、前後の文から内容を予想することも大切です。ただし、何度も出てくる単語や、文の意味を決める語は必ず調べてメモします。読んだあとには、日本語で一文に要約する、登場人物や出来事を箇条書きにするなど、内容を確かめる作業を加えると読みっぱなしになりません。

解く順番を決めて時間を意識する

高校入試では、読解問題に時間を残すことも重要です。問題文を先に読むか、本文を先に読むかは形式や本人の得意によって変わりますが、毎回やり方を変えるより、自分に合う手順を決めて練習しましょう。時間を計ったあとは、正答数だけでなく、どの設問に時間がかかったかを確認すると改善点が見えます。

定期テストと受験対策を分けずに進める

中学1・2年生のうちは、定期テストのための勉強がそのまま受験の基礎になります。教科書の単語・本文・文法を丁寧に身に付けることを優先し、テスト後は間違えた問題を解き直しておきましょう。中学3年生では、学校内容の復習を続けながら、過去問や入試形式の問題で時間配分と弱点を確認していきます。

英語の学習量を一気に増やすより、毎日取り組む内容を小さく決めることが続けるコツです。「今日は単語10語と教科書音読」「明日は文法を2ページ」のように具体化し、週末にまとめて見直す時間を作りましょう。学年ごとの勉強の進め方は、こちらの記事で確認できます。

参考書は一冊を解き直せるまで使う

市販の参考書は、今の理解度に合うものを一冊選び、途中で増やしすぎないことも大切です。例題を解き、間違えたページに印を付け、数日後に解き直す流れを続けると、自分が苦手な単元を見失いません。

まとめ|英語は毎日の小さな復習で得点源に変えられる

高校受験の英語では、単語・文法・音読・読解を別々に終わらせるのではなく、少しずつ行き来しながら積み上げることが大切です。教科書の一文を理解して読める状態を作り、間違えた問題を短い間隔で解き直せば、基礎は確実に身に付きます。

英語が苦手でも、今の理解度に合うところまで戻れば立て直せます。新しい教材を増やす前に、単語を聞いて言えるか、文の意味を説明できるか、解き直しで自力正解できるかを確認してみてください。毎日の小さな復習を続けることが、定期テストと高校入試の両方で使える力につながります。