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中学生の内から考えておきたい、進路の重要な基準のひとつに、「学科による違い」があります。
そこで今回は、横須賀の高校に進学する中学生のみなさんのために、私立高校を中心に「普通科」「専門学科」「総合科」の違いをご紹介します。
進路選びの参考にしてくださいね。
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大学進学のための普通教育を受けられる「普通科」
「普通科」では、多彩な強化をまんべんなく学習するため、卒業後の進路の選択肢を広くもつことができます。
学習する教科・科目は、中学校と同様、国語・数学・英語（外国語）のほかに、理科・地理歴史・公民、そして保健体育・芸術・家庭・情報・音楽などがあります。
２・３年生で志望別コースに分かれて、文系・理系の選択を行う「文理選択」がある高校も珍しくありませんが、１年もしくは２年次まではバランスよく学ぶのが普通科の特徴です。
難関大学を目指す「特進科」がある私立高校
横須賀には、「普通科」だけではな難関大学を目指す「特進科」を設定している私立高校もあります。
湘南学院高等学校
サイエンス（特進理数）・アドバンス（特進）といったコースの設定があります。サイエンス（特進理数）コースでは、国公立大・難関私立大の現役合格を目指しているコースです。アドバンス（特進）クラスでは、難関私立大進学の合格を目標にしながら部活動を両立しています。
三浦学苑高等学校
音楽・工業技術など多彩な専門科をもつ高校で、普通科特進コースの設定があります。国公立大学や難関私立大学への合格を目指すコースです。
緑ヶ丘女子高等学校
特進コースが設けられており、大学への現役合格を目指しているコースです。２年次から志望学部（文系・理系・看護・医療）によるコース分けを行っています。
就職に有利な資格が取得できる「専門科」
「専門科」とは、就職に専門的な知識やスキルを身に着けることができる学科のことです。
就職に有利な資格を取得できるケースもあります。
商業高校や工業高校のほかに、普通高校に専門学科が併設されているケースもあります。
「専門科」がある高校
横須賀の高校には、「専門科」がある高校も数多くあるので、その一部をご紹介します。
緑ヶ丘女子高等学校
神奈川県内で唯一の幼児教育コースが設けられています。専門学校だけではなく、大学・短期大学への進学につながる「幼児教育系指定校」の認定を受けています。
海洋科学高等学校
神奈川県内で唯一、海洋科学科を設置しており、海洋科学を幅広く学ぶ一般コースと船舶職員を養成する船舶運航コースに分かれています。
海洋科学高等学校では、３年間の勉強が終わったあと、さらに専門性を深めることができる専攻科という上級クラス（２年間）を設置しています。
学びたい学科を進路や興味にあわせて組み立てられる「総合科」
「総合科」は単位制で、興味関心や進路に合わせて単位を組み立てることができます。
工業系・農業系・看護系など細かい分野わけがされています。
「総合科」がある高校
横須賀の高校の「総合科」がある高校をご紹介します。
横須賀市立横須賀総合高等学校
普通科目と専門科目の中から、履修する科目を主体的に選択することができます。単位制で学年の区別がなく、卒業生の進路も４年制大学・短期大学への進学から専門学校、公務員・民間就職など多岐にわたっています。
まとめ 将来の進路を考えて学科選びをしましょう
高校には、将来やりたいことやなりたい職業、勉強したいものに応えてくれる多彩なコースがあります。
中学生の段階で、将来どんな仕事に就きたいか、明確に決まっている人はぜひ、「専門科」や「総合科」で学びを深めてくださいね。
将来についてまだ悩んでいる方は、選択肢が広がる「普通科」への進学がオススメです。
「家から近いから」「友達が受験するから」だけではなく、自分の将来と向き合って受験する高校を選びましょう。
