神奈川県の公立高校入試で使われる「内申点」は、通知表の数字をそのまま足したものではありません。2027年度入学者選抜では、調査書の評定を一定の方法で換算し、学力検査や必要に応じて特色検査の結果と合わせて選考します。ここでは、内申点の計算方法、学校別の扱い、今からできる対策を解説します。
内申点は大切ですが、志望校を考えるときは「今の内申なら届くか」だけで判断しないことも大切です。学校ごとの選考比率、重点化される教科、当日点、特色検査・面接の有無を一緒に見て、毎日の勉強で何を優先するかを決めましょう。
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横須賀ゼミナールでは、現在の内申・模試・過去問の結果を学校ごとの選考基準と合わせて整理します。次の定期テストまでに何を優先するか、志望校をどう考えるかをご相談ください。
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神奈川県高校入試の内申点は135点満点が基本
一般的な全日制・定時制の共通選抜では、調査書の評定は次の式で計算されます。
A=中学2年生の9教科の評定合計+(中学3年生の9教科の評定合計×2)
9教科すべてが評定5なら、中2は45点、中3は45点×2で90点、合計135点です。中3の評定が2倍で扱われるため、受験学年の成績は特に重要です。選考では、このAを100点満点に換算した数値を使います。
計算例:中2が36点・中3が39点の場合
中2の9教科合計が36点、中3の9教科合計が39点なら、36+39×2=114点です。この114点が調査書の評定Aの基本値になります。ここから各高校が定めた選考基準に沿って扱われるため、Aの数字だけで合否を予想しすぎないことが大切です。
選考では内申点だけで決まらない
一般的な全日制・定時制の共通選抜では、クリエイティブスクール、県立横浜国際高校、フロンティアスクールを除き、第1次選考で募集人員の90%までを選びます。このとき、調査書の評定を100点満点に換算した数値と、学力検査を100点満点に換算した数値を、学校・学科ごとに決めた比率で組み合わせます。特色検査がある学校では、その結果も加えて選考します。
学校別に比率と重点化を確認する
調査書と学力検査の比率は、合計が10になる整数で設定されます。さらに、調査書は3教科以内、学力検査は2教科以内で、教科ごとに最大2倍まで重点化される場合があります。得意・不得意だけで志望校を決めず、学校別の選考基準を見て、どの教科を優先するかを決めましょう。
第2次選考で見る「主体的に学習に取り組む態度」
第2次選考では、学力検査に加えて、中3の「主体的に学習に取り組む態度」の評価も使います。各教科の評価A・B・Cをそれぞれ3・2・1点に換算し、合計27点満点を100点満点に換算した数値が基になります。授業中の取り組みや提出物を、テスト前だけに慌てて整えるのではなく、日頃から丁寧に積み重ねる意味はここにもあります。
内申点と観点別評価の違い、通知表の見方をもう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
選考方法の細かな例外や学校別の比率は、神奈川県教育委員会の入学者選抜制度の概要で確認できます。年度と学校名を確認し、最終的には志望校の選考基準を原資料で見ましょう。
特色検査・面接がある学校もある
特色検査を実施する学校では、その結果も選考資料になります。通常の5教科対策だけでなく、実技検査、自己表現検査、面接の有無を早めに確認して、準備する時間を確保してください。学校ごとに必要な対策が異なるため、内申点の数字だけで学習計画を決めないことが大切です。
内申点を上げるために今できること
提出物は期限前に仕上げる
内申対策というと定期テストだけを考えがちですが、日頃の授業や提出物も大切です。提出期限の当日ではなく、前日までに仕上げる習慣をつくると、内容の見直しができ、忘れ物も減ります。提出物を終えたら、答え合わせだけでなく「どこが分からなかったか」を一行メモしておくと、次の授業で質問しやすくなります。
テスト直しを次の学習につなげる
間違えた問題は、答えを写して終わりにしません。なぜ間違えたのかを一言で書き、何も見ずに解けるまで解き直します。テスト範囲が終わった後も、次のテスト前に同じ問題を確認すると、評定につながる基礎力が安定します。「計算ミス」「語句を覚え切れていない」「問題文を読み落とした」など、原因ごとに対策を分けると効果的です。
苦手教科は「評定を1つ上げる」行動を決める
苦手教科を一気に得意にしようとすると続きません。「授業で分からなかった問題をその日のうちに質問する」「ワークを2周する」「小テストの間違いを翌日に直す」など、具体的な行動を一つ決めましょう。次の定期テストまでにできることを小さく分け、実行できた回数を記録すると、内申対策と受験勉強を両立しやすくなります。
内申と当日点を両立させる学習計画
定期テスト前は学校のワークと授業内容を優先し、テスト後は苦手単元の復習と入試形式の演習を進めます。内申対策と受験対策を別々に考えず、「学校の勉強を確実に理解することが入試の基礎になる」と捉えると、学習計画が立てやすくなります。
2027年度の共通検査(学力検査等)は2月16日、特色検査・面接は2月16日から18日、合格発表は2月26日です。志願情報の申請や志願変更の時期も含めて、神奈川県教育委員会の公式日程を早めに確認し、冬に学習計画が詰まりすぎないように準備しましょう。
横須賀・三浦地区で志望校を考える場合は、内申と当日点、倍率をどう見比べるかも確認しておくと、学習計画の優先順位を決めやすくなります。
面接や特色検査がある志望校では、選考基準を確認したうえで準備する内容を増やしましょう。
まとめ|内申と当日点を分けて準備しよう
神奈川県高校入試の内申点は、中2と中3の9教科の評定をもとに計算され、中3の評定は2倍で扱われます。ただし、合否は内申だけで決まるわけではありません。学校別の選考基準を確認し、提出物・授業・テスト直しを積み重ねながら、学力検査の得点も伸ばしていきましょう。
今の数字を見て焦るより、「次の授業で質問する」「ワークを期限前に出す」「間違えた問題を翌日に解き直す」といった行動へ変えることが大切です。内申と当日点を一つの勉強の流れとして整え、志望校に必要な準備を少しずつ進めていきましょう。
横須賀・三浦で内申と当日点のバランスを見ながら学習計画を立てたい方は、中学生コースの個別学習相談もご利用ください。
情報の確認日・出典
情報確認日:2026年9月3日。内申点の計算方法・選考での扱い・日程は、神奈川県教育委員会が公表する資料をもとに整理しています。受験年度の選考基準や日程は更新されるため、出願前には必ず最新の公式情報と中学校の進路指導を確認してください。
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