森友@横須賀ゼミナール

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数学が苦手になるきっかけは、難しい問題が出たときだけではありません。授業中に一度分からなくなったところをそのままにすると、次の説明も分からなくなり、家で復習するときに何から手をつければよいか迷ってしまいます。反対に、授業の受け方を少し変えるだけで、家庭学習の負担を減らし、定期テストの準備を進めやすくできます。

数学の授業では、答えを写すことよりも「なぜその式になるのか」「自分はどこで止まったのか」を残すことが大切です。ここでは、授業前・授業中・授業後にできる具体的な行動を紹介します。

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授業前:前回の内容を2分だけ確認する

数学は、前の単元で学んだ計算や考え方を使って次へ進む教科です。授業が始まる前に、前回のノートの最後、宿題、教科書の例題を2分だけ見返しましょう。完璧に復習する必要はありません。「今日は何の続きか」「どの公式や解き方を使いそうか」が分かるだけで、先生の説明に入りやすくなります。

宿題で間違えた問題があるなら、問題番号に小さく印をつけておきます。授業中に同じ内容が出たとき、どこを聞けばよいかが明確になります。

授業中:答えではなく考え方を追う

まず自分で手を動かす

先生が答えを説明する前に、途中まででも自分で考える時間を作りましょう。すぐに正解できなくても、「ここまでは分かる」「この公式を使うと思う」と書いておくと、説明を聞いたときに自分との違いが分かります。何も書かずに聞くだけより、理解が深まりやすくなります。

問題を解くときは、暗算だけで進めず、途中式を残します。特に符号、分数、移項、単位は、途中がないと後でミスの原因を見つけられません。計算ミスが多い人は、計算ミスを減らす方法も参考にして、見直す場所を決めておきましょう。

ノートには「自分が迷った場所」を残す

板書を全部きれいに写す必要はありません。大切なのは、後で見直したときに自分がもう一度解けるノートにすることです。例題の横に「なぜここで両辺を割るのか」「この条件を使う」といった短いメモを足しましょう。

分からなかったところは、空白にして後で質問できるように印をつけます。赤で答えだけを写すより、「?」「公式」「図を書く」など、自分の言葉を残す方が復習に使えます。ノートの具体的な作り方は、数学のノートの作り方でも紹介しています。

発表や質問を学習の道具にする

当てられるのが苦手でも、ほかの人の説明を聞くことは大きなヒントになります。自分と違う途中式を見たら、「どこが同じでどこが違うか」を比べてみましょう。質問するときは「分かりません」だけでなく、「この式を立てた後が分かりません」「なぜこの数を掛けるのですか」と、止まった場所を伝えると答えを得やすくなります。

授業中に質問できない場合は、問題番号と疑問をメモし、休み時間や放課後に聞く準備をしておきます。分からない部分を一日以上放置しないことが、苦手を大きくしないコツです。

授業後:その日のうちに短く解き直す

数学は、授業を聞いた直後に例題をもう一度解くだけでも定着が変わります。帰宅後に10〜15分取り、ノートを閉じて例題や学校ワークを一問解いてみましょう。止まった場合は、ノートのメモを見て、どの手順を忘れたか確認します。

正解した問題には丸、迷った問題には三角、できなかった問題には印をつけます。テスト前は印の問題だけを解き直せばよいので、何を復習するか迷いません。基本からやり直したい場合は、数学の基礎を固める勉強法を参考に、前の単元に戻ることも大切です。

定期テスト前に授業ノートを活用する方法

テスト前は、ノートを最初から読むだけではなく、例題を隠して解法を再現します。公式を見ずに書けるか、問題を見てどの単元か分かるか、途中式を自分で組み立てられるかを確認しましょう。答えだけ合っていても、偶然解けた問題はもう一度解きます。

学校ワークで同じ単元を解くとき、ノートにあった「迷った場所」が解消できたかを見ると、自分の成長が分かります。テスト勉強の計画が立てにくいときは、勉強スケジュールの立て方を使い、ノートの確認日とワークの解き直し日を分けてください。

授業で分からなかった日にすること

その日の授業がほとんど分からなかったときは、家で最初から全部を理解しようとしなくて大丈夫です。まず教科書の例題とノートを見て、「公式が分からない」「どの式を立てるか分からない」「計算の途中で止まる」のどれに近いかを分けます。分からない問題番号に印をつけ、翌日の休み時間や放課後に先生へ聞ける状態にしておきましょう。

質問した後は、その場で分かったつもりにせず、同じ型の問題を一問解きます。短い確認を重ねることで、授業の遅れが次の単元まで広がるのを防げます。

まとめ|数学は授業中の「分からない」を残して、その日に解決しよう

数学の授業を無駄にしないためには、板書を写すだけで終わらせず、自分で考えた途中式と迷った場所をノートに残すことが大切です。授業前に少し復習し、授業中は考え方を追い、授業後に一問だけでも解き直す習慣をつくりましょう。小さな確認を積み重ねることで、テスト前にまとめて困る場面を減らせます。