森友@横須賀ゼミナール

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「数学がぜんぜんわからない」「何からやり直せばいいのか分からない」と感じていませんか。中学生の数学は、前の単元でつまずくと次の単元にも影響しやすい積み上げ型の教科です。ただし、苦手な範囲を見つけて基礎問題まで戻れば、今の学年の内容からでも立て直せます。

この記事では、数学の点数が平均点前後または平均点以下で悩む中学生に向けて、教科書を使った基礎の戻り方、問題の解き方、定期テスト前の進め方を順番に解説します。

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数学が苦手な中学生が最初に確認したいこと

数学が苦手なときに、いきなり難しい問題集や入試問題へ進む必要はありません。大切なのは、「どこから分からなくなったか」を一つずつ確かめることです。たとえば一次関数で困っているなら、計算、文字式、比例・反比例のどこで止まるのかを見直します。

できない原因を「数学全体」と大きく捉えると、何をすればよいか分からなくなります。学校のワークやテストで間違えた問題を並べ、同じ理由でミスをしている単元に印を付けましょう。最初の目標は、苦手を全部なくすことではなく、次のテストで取れる基礎問題を増やすことです。

「分からない」を言葉にしてみる

「計算が遅い」「文章題で式が立てられない」「図形の証明で何を書けばよいか分からない」など、困っている場面を具体的に書き出してください。原因がはっきりすると、やり直すページも先生に質問する内容も決めやすくなります。

ステップ1|教科書の例題まで戻る

苦手な単元は、学校の教科書にある公式・例題・練習問題の順に戻るのが近道です。参考書や問題集を増やす前に、授業で使っている教科書を開き、例題の解説を読んでください。基礎があやふやなまま難しい問題を続けても、時間だけがかかってしまいます。

公式は、文字だけで丸暗記しようとせず、「どんな問題で使うのか」を例題とセットで覚えます。公式を見ながらでも正しい式が立てられるようになったら、少しずつ見ないで解く回数を増やしましょう。

ステップ2|解説を読んだら、すぐ手を動かす

解説を読んで「分かった」と感じても、実際に自分の手で式を書かなければテストでは使えません。例題を一度読んだら、すぐにノートを閉じ、同じ問題を何も見ずに解いてみましょう。途中で止まったら、答えを丸写しするのではなく、止まった一行だけを確認して続きを自分で書きます。

最初は一問に時間がかかっても大丈夫です。数学が苦手な人ほど、速さよりも「なぜその式になるのか」を確認しながら進める方が、後から伸びやすくなります。解き終えたら答えだけでなく、途中式の流れも見比べてください。

ステップ3|基礎問題を解き直して定着させる

例題が解けるようになったら、教科書や学校ワークの基礎問題に進みます。ここで一度間違えるのは普通です。間違えた問題には印を付け、翌日、数日後、テスト前の順に解き直しましょう。同じ問題を何度か解くことで、解き方を思い出す力がつきます。

目安は、解説を見ずに解けて、途中式の意味も説明できる状態です。一回で全部正解することよりも、間違えた理由を残して次に直すことを優先してください。基礎問題で正答率が安定してから、標準問題に進めば十分です。

ステップ4|途中式を省かず計算ミスを減らす

数学が苦手な人は、暗算や頭の中だけでの処理を増やすほどミスが出やすくなります。途中式は、答えにたどり着くためのメモではなく、考え方を見失わないための道筋です。符号を変えたところ、分配法則を使ったところ、約分したところは、必ず行を変えるなどして見やすく書きましょう。

見直しも「全部を最初から解き直す」だけではありません。答えが合わないときは、符号、分数、小数点、単位、問題文の条件の順に確認します。自分に多いミスを知れば、テスト中に気を付ける場所も決められます。

ステップ5|わからない問題は準備して質問する

教科書の解説を読んでも進めない問題は、学校や塾の先生に質問しましょう。そのとき、「分かりません」だけではなく、どこまで考えたか、どの式までは書けたかをノートに残して持っていくと、短い時間でも的確に教えてもらえます。

質問した後は、その場で終わりにせず、同じ形式の問題を一問解いてください。説明を聞いて理解したつもりでも、自力で書かなければ定着しません。質問用のノートを作り、解き直した日も記録すると、次に同じところで止まりにくくなります。

定期テスト前は「できる問題」を増やす順番で進める

テスト直前に苦手単元をすべて終わらせようとすると、かえって焦ります。まず学校ワークの基礎問題、次に間違えた問題、余裕があれば標準問題という順番で、確実に取れる点を増やしましょう。提出物のワークを早めに一周終え、二周目を解き直しに使えるようにすることも大切です。

数学は、毎日長時間まとめて勉強するよりも、短い時間でも問題を解く日を続ける方が力が残りやすい教科です。15〜30分でよいので、前日に間違えた問題を一問でも解き直す習慣を作ってください。

まとめ|数学の苦手は基礎問題の積み直しで変えられる

数学が苦手な中学生は、難しい問題に挑戦する前に、教科書の例題と基礎問題を確実に解けるようにしましょう。苦手な原因を一つに絞り、解説を読む、手を動かす、間違えた問題を解き直すという流れを繰り返せば、少しずつできる問題が増えていきます。次の勉強では、まず一単元の例題を一問、途中式まで丁寧に書くことから始めてみてください。