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子どもから「なんで勉強しなきゃいけないの?」と聞かれたことはありませんか?
または、子どもの頃このように思ったことや聞いたことはありませんでしたか?
今回は子どもの永遠の疑問「勉強しなきゃいけないのはなぜ?」に対する答え方について、一例をご紹介します。
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質問の本当の意味は「勉強がつまらない」
まず知っておかなければならないことは、質問の真の意味です。
子どもは勉強がつまらないからこのように聞いてきます。
勉強をしなければならない理由が大したことでなければ、「じゃあつまらないからやめるね」と言いたいのです。
では、なぜ勉強はつまらないのでしょうか?
それはゴールが明らかでないからです。
子どもに大人気のゲーム「マインクラフト」を例にとってみましょう。
マインクラフト、略してマイクラは、プレイヤー自らが世界を作り上げるゲームです。
プレイヤーはブロックを積み上げ、高い塔や花火、世界遺産などを構築し、ギミックを仕掛け、自由に世界を作り上げていきます。
例えば金閣寺を作る場面を想像してみましょう。
造る前にあらかじめ金閣寺の写真を見て「ここからこうやってブロックを積み上げて…できたら友達と一緒に登るんだ!」と考えて、はじめて「建造」に着手しますね。
でも、誰かが「これからブロックを積み上げるから。君はここにブロックを置いて。できたら言って」と言われるだけで、一体なんのために、どうして自分がブロックを積み上げているのか教えてくれないとしたら、やる気も出ませんし苦しい「作業」になりますよね。
勉強も同じことなのです。
目的もわからず、ただ繰り返される反復作業をむりやりやらされている状態が「勉強なんてつまらない」に結びついています。
未来のドラえもんをつくるため
「なんで勉強しなきゃいけないの?」の回答の一つは「未来のドラえもんをつくるため」です。
ハリー・ポッターは魔法を学ぶために「ホグワーツ魔法魔術学校」に入学しました。
現実の子どもたちも「未来を変える魔法」を学ぶために学校に通っています。
例えば、携帯電話はほんの30年前までは、ほとんど流通していませんでした。
遠方の人と話をしたいと思ったら、固定電話や公衆電話を使うほかありませんでした。
ところが2007年にiPhoneが登場し、爆発的にスマホが世に普及しましたね。
この状況を30年前の人々が見たらどう考えるでしょうか?
「なにそれすごい!」「ドラえもんの世界じゃん!」と驚くでしょう。
つきつめて考えれば飛行機や自動車、テレビなど、今当たり前のように社会に普及しているあらゆるものがそうなのです。
昔の人から見れば、今の社会は「魔法でできた社会」そのものです。
そして子どもたちが今学校で学ぶ教科は、その「魔法」の基礎の部分。
未来を変えていく魔法を作り出すために、子どもたちは学んでいます。
近い将来、ほんとうのドラえもんを作り出してくれる子も現れるでしょう。
逆質問もOK
どうしてつまらない勉強をやる必要があるのか、子ども自身に考えてもらうという方法もありです。
「どうして勉強するんだと思う?」と逆に質問してみてください。
もし子ども自身に何らかの答えがあるのなら、それをしっかり聞いてあげましょう。
「わからない」と答えられたとしても、子どもがいま勉強をやる意味が分からないんだという状況を受け入れてあげてください。
「ママ(またはパパ)も分からないから、一緒に考えよう」と親子のコミュニケーションを取ることも重要です。
「あなたの将来のため」がNGな理由とは
子どもは、数年後以上も先の将来のことをイメージできません。
「将来のため」「良い大学に入るため」「なりたい職業につくため」と言われても、実感が持てないことが多いようです。
今日、明日といった単位でないと子どもは想像しにくいため、「お医者さんになる」などの明確な目標を持っていない子どもには、「将来のため」という回答は不満をもたらします。
大人になると、「難関大学を卒業した人の方が優良企業に就職でき、高い給料をもらい裕福な生活ができる可能性が高まる」と知っています。
しかし、「裕福な生活=幸せではない」ことも同時に知っています。
「裕福な生活=幸せになれる可能性のある手段のひとつ」であり、子ども本来の「幸せそのもの」のためではないことから、子どもの反発心を招いてしまうのです。
子どもが理解できないうちは「あなたの将来のため」は逆効果となるでしょう。
まとめ 子どもと向き合い誠意ある回答を
今回は勉強をしなければならない理由についての一例をご紹介しました。
ただしこの回答がベストでもありませんし、全ての子どもにとって魅力的な回答とは決して言えません。
子ども一人ひとりが別の人間なのですから、的確な答えも子どもの数だけあります。
ベストな回答を探すためには「ごまかさないこと」が大切です。
なあなあにせず、大人の理想を押し付けずに子どもと向き合い、勉強する意味を一緒に考えましょう。