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勉強スタイルは人によってさまざまですが、朝早く起きて勉強をする「朝型」タイプと、夜遅くまで頑張って勉強をする「夜型」タイプの2つに大別されます。
朝早く起きることは健康的で、夜遅くまで起きていると不健康といったイメージもありますが、生活環境によって「朝方」と「夜型」が変化することもあると言われています。
そこで今回は、「朝型」と「夜型」のどちらの勉強スタイルが効率的なのか、それぞれの特徴をご紹介します。
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「朝型」勉強スタイルのメリット・デメリット
人間は古来より「太陽が出ている昼に活動してきた」という生物的な特徴があります。
「早起きは三文の徳」という言葉があるように、朝早く起きて日中の活動時間を増やした方が、効率性につながるというのはごく自然な考え方かもしれません。
朝型タイプのメリット
脳の働き方が活発になりやすく、朝から勉強することに脳が慣れていき、午前中から始まる入試の時間帯にも高い脳のパフォーマンスを発揮することが可能となります。
また、早起きをするために早めの就寝も心がけるので、規則正しい生活を送ることができると言うメリットがあります。
朝学習のメリットも報告されている
脳科学者である茂木健一郎氏も、「朝の時間が脳のゴールデンタイム」と話しています。
実際に、公立小学校・中学校の65%以上が朝学習を取り入れているようです。
朝学習とは、1時間目が始まる前に15分程度の時間をとって、漢字の練習や読書を行う時間を言います。
最近ではゲームのような楽しく学べる取り組みも盛んになってきました。
朝学習が取り入れられるようになった結果「基礎的な知識・技能が身についた」「1日の生活リズムが整うようになった」と報告されています。
参考:公立小学校・中学校における短時間学習の実施状況(文部科学省)
たとえ15分とわずかであっても、朝の時間を活用することが目に見えた結果につながっています。
朝型タイプのデメリット
早く起きるため、一定時間の睡眠を摂れなければ眠くてツライと言う状況に陥ります。
朝型タイプの人は、起きる体力や気力を持ち続けなければ、勉強計画が思うように捗らなくなるというデメリットを抱えています。
必要な睡眠時間は約8時間?
睡眠時間を調べた論文をまとめたデータによると、必要な睡眠時間は10歳までで8-9時間、15歳で約8時間と報告されています。
朝早く起きるためにと睡眠時間を短くしてしまうと、必要な睡眠時間を確保できず、寝覚めが悪くなってしまいます。
また夜の就寝時刻を早めずに朝早く起きると、そのあとの授業中などに眠気に襲われやすくなります。
「朝日を浴びると目がさめるから大丈夫!」と思っていても要注意です。
確かに朝日を浴びるとセロトニンというホルモンが働いて目が覚めるのですが、そのぶん慢性的な睡眠不足に気付きにくくなります。
さらに、どれだけ日の光を浴びたとしても、あまりにも睡眠不足になると眠気が優ってしまうのです。
せっかく朝早く起きて勉強しているのに、学校では寝ているなんて本末転倒ですよね。起床から8時間後に眠くなるという研究結果もあるので、お昼休憩の時間を考えてみるのも良いかも!
「夜型」勉強スタイルのメリット・デメリット
夜の方が静かで集中できるし、勉強がはかどるような気がしますよね。
しかし「夜型」といっても夜遅くまで起きて勉強するわけではありません。
眠くなったら寝るといった不規則なリズムではなく、きちんと寝る時間を決めることが大切です。
夜型タイプのメリット
夜は基本的に睡眠をとる時間ですから、自室で勉強していても生活音があまり聞こえず、家の人が急に部屋に入ってくることもほとんどなく、集中して勉強できる環境と言えるかもしれません。
自由度が高い分、ついついスマホを手にしてしまったり、漫画を読んでしまったりには要注意。きちんと自分を律することも大切です。
また、勉強が終了したらすぐに睡眠をとることができるので、学んだことが頭の中に定着したような充実感を得られます。
睡眠と勉強には深いかかわりが
寝ている間は脳も休んでいると思われがちですが、起きている時とは別の状態でいろんな活動をしていることがわかってきました。
そのうちの1つが情報の整理です。
起きている間に脳にインプットされた情報は、眠っている間に整理されます。
そのため勉強した後すぐに眠ると、直前まで勉強していた内容が定着しやすいと言われています。
東京大学の池谷氏の研究によると、語学の勉強をした後で睡眠をとり、翌朝もう一度テストを行うと、勉強直後にテストをした時よりもさらに成績が上がることがわかりました。
参考:「寝る前1時間」は勉強のゴールデンアワー(プレジデントオンライン)
夜型タイプのデメリット
日中は学校生活で脳が稼働しており、帰宅してからも夜遅くまで勉強となると脳はかなり疲れてしまうことから、勉強に集中できない状態にもなります。
次第にこの状況を繰り返すことで、気がついたら徹夜をしてしまうと言うことにもつながります。
また、徹夜でずっと勉強していると、朝になった時点でやり遂げた充実感を味わうかもしれませんが、実際は連続して徹夜することは人間には不可能です。
睡眠不足の危険性
睡眠時間をしっかり確保して勉強するのは問題ありません。
ただしつい張り切って徹夜し、睡眠不足になってしまうと様々なデメリットが降りかかってきます。
例えば、長期的な睡眠不足はがんや糖尿病などの生活習慣病、うつ病などの重大な病気にかかるリスクが高まることが分かっています。
また、ペンシルベニア大学と北京大学の共同研究によると、睡眠不足のマウスは注意力や認知機能が落ち、そこからたくさん寝ても元に戻らなかったとの結果が発表されています。
さらに適切な時間帯から1時間ずれて眠るだけで、就寝前と起床後どちらのテスト結果も悪くなることが明らかとなったのです。
まとめ 生活リズムと勉強スタイルの関連性
このように朝型も夜型も、それぞれにメリットとデメリットがありますが、食べる、寝る、呼吸をする、光を浴びると言うカタチで、生物はこうしたひとつのリズムを長年継続して健康を維持しています。
学校生活や入試のスケジュールを考えると、「朝型」スタイルをオススメしますが、どうしても朝がニガテという人もいると思います。
そのような人は早起きにこだわらず、自分のリズム合った起床・就寝リズムを作り、夜の過ごし方を充実させる方向に考え方をシフトしてみましょう。
朝からきちんと活動できるように、質の良い睡眠を摂ることがとても大事ですよ。
普段から規則正しい生活を心がけましょうね。