森友@横須賀ゼミナール

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「参考書は持っているが使っていない」という経験がある方は多いのではないでしょうか?それは「参考書の正しい使い方」を知らないからかもしれません。

塾でも「調べてみて」と言っても、何をどう調べたらいいのかが分からない生徒もちらほら…

そこで今回は、参考書の“正しい”使い方をご紹介します。

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基本は教科書をベースに

日々の授業と自主学習において、基本となるのは教科書です。

教科書には問題を解くために必要な「知識」と、それを使った「例題」、「例題」とほぼ同じ考え方で解くことのできる「基本問題」が載っています。

「基本問題」は、そこでの考え方(解き方)が身についているかを確認するための問題です。「例題」の考え方(解き方)が理解できていたら解けるはずなので、すぐに諦めず、まずは15分!自分の頭で考えてみましょう。

「基本問題」は教科書の内容さえ理解できればできる問題です。それが「わからない」状態であれば参考書は必要ありません。教科書を何度も読み、理解できるまで繰り返しましょう。

「例題」→「基本問題」の流れの中で、身につけるべきものが身についているか日々確認しながら勉強を進めることが大切です。

解けない問題に出会ったとき

教科書の「基本問題」は、ノートや「例題」を参考にすれば解けるが、章末にある「応用問題」になると解けない問題に出会うこともあると思います。そこで活用したいのが参考書です。

参考書には、一般的な問題から、良問を含めた代表的な問題が掲載されています。また、教科書には載っていない別の観点からの考え方やテクニックなどがまとまっています。

参考書を活用することで、基本的な内容の理解、定着を図ることができるはずです。

参考書の活用手順

まずは参考書で似た問題を探してみる

わからなかった問題やキーワードをもとに探してみましょう。必ず似た問題があるはず。

似た問題を見つけたら問題文を読み、「解答」や「考え方」などをじっくり確認する

基本的にはその問題の模範解答に、解き方やポイントが書いてあります。

解けなかった問題の原因や理由を考える

理解できない場合は、参考書に書いてある解き方やポイントを丁寧に書き写してみよう。決してただ書き写すのではなく、1行1行ポイントを意識しながら書き写しましょう。そうすればきっと理解できるはずですよ。

もう一度わからなかった問題を解いてみる

ここまでできたら、その考え方に従い、解けなかった問題を改めて解いてみましょう。そのときは参考書に書いてある考え方を繰り返し確認しながら、少なくとも10分くらいは考えてみてください。きっと解けるようになっていますよ。

このとき、すぐに解答を見てしまったり、友だちや先生に聞いてしまったりする方は要注意。わかった気になっているだけでは、すぐに忘れてしまったり、同じ問題(類題)が解けないといったことが起きます。

どうしても理解できなければ、学校の先生やお友だち、塾の先生に聞いてみましょう。そのときは「ここが理解できない」という質問を心がけてみましょう。

まとめノートに記録

一通り終わったら、参考書に書いてある解き方やポイント、この問題の難しかったポイントを「自分の言葉」でまとめておきましょう。

定着するまで繰り返し解く

学校で1日に扱う問題数はそれほど多くないので、定着するまでに少し時間がかかります。できる限り、その日に習った内容はその日のうちに復習しましょう。

また、参考書は丁寧な解説が掲載されている反面、問題量がそこまで多くありません。復習用に、反復練習ができる問題集を準備するのもオススメです。

問題集を解くときも、ただ漠然と解くのではなく、参考書で確認した解き方やポイントを意識しましょう。わからなければ該当する問題へ戻り、解けたら更にステップアップした問題へ取り組むといった学習の流れを身につけ、教科書、問題集、参考書を使った学習の流れを身につけましょう。

まとめ 参考書は第二の先生のような存在

参考書を日々の勉強で「辞書的な役割」として活用し、自分の力で考え、理解することを常に意識してみてください。

参考書は、あなたを基本レベルから、標準、さらには応用レベルまで引き上げてくれる、第二の先生のようなものです。

ぜひ上手に活用し、入試に対応するための学力を養ってください。