森友@横須賀ゼミナール

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令和2年4月7日、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大を踏まえ、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されました。

そして本日5月4日、政府は緊急事態宣言を全国一律で31日まで延期することを決定し、学校の休校予定の延長も検討すると発表がありました。

子どもたちの自宅学習期間がさらに1ヶ月伸び、このままで大丈夫?と不安になっている保護者の方も多いのではないでしょうか。

保護者の気持ちとは裏腹に、子どもはゲームをしたり、テレビを観たりするばかり…この期間中に少しでも学力を伸ばしておきたいところですよね。

そこで今回は、子どもが勉強しない理由とやる気を引き出す方法についてご紹介します。

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子どもが勉強しないのは、こういう理由から

子どもによって勉強しない理由は異なるでしょうが、考えられる理由は大きく3つあります。

遊ぶ時間が取られる

友達と遊びたい!ゲームがしたい!テレビが観たい!

勉強よりもやりたいことが山ほどあるから、その時間を取られたくないのです。

勉強が楽しくない

「勉強」=「楽しくない」というイメージを持っていると何を勉強していても楽しくありません。

「授業が退屈」「読んでも分からない」「前のテスト悪かったな

勉強について悪い記憶が多すぎて「勉強」そのものが嫌いになっています。

強要される

「勉強しなさい!」「この点数は何?」「なんで宿題してないの?」

子どもの将来を思って投げかける言葉でも、面白くないことを「やりなさい」と命令されるのは、大人でも嫌になってしまいますよね。

言えば言うほど子どもは勉強が嫌になってしまいます。

子どもに勉強をやる気にさせる方法

それでは勉強をやる気にさせるにはどうすれば良いのでしょうか?

科学的手法を交えて説明します。

キリの悪いところで終わらせる

達成できたことより、達成できなかったことをよく覚えているという「ツアイガルニック効果」を使った方法です。

「やり残し感」のようなものが記憶に残り、それが興味や関心につながりますよ。

子どもがもう少し続けたいと思っている途中で、勉強を中断させます。

「キリが良いところまでやってしまおう」よりも中途半端な方が、子どものやる気を引き出せるのです。

例えばテレビ番組を観ていて、盛り上がってきたところでCMに入ると「早くさっきの続きが観たいな」と、モヤモヤしますよね。

子どもも中断した感覚が残るので「早くあの続きがしたい」と思うようになります。

時間は細かく

勉強時間は1回10分~15分に設定しましょう。

人間の集中力は15分間隔と言われています。

ですから勉強時間を15分までに設定して、子どもの集中力がダレないうちに切り上げましょう。

子どもから「もうちょっとやりたい」と言われても、一旦切り上げるようにしてください。

勉強好きの友達と仲良くする

集団と同じ行動を取りたがる性質「集団同調性バイアス」を利用した方法です。

自分自身の個人的な考えや判断と違う場合でも、周りにいる多数派の意見に同調し、協調的な行動をとることによって集団の一員としての安心感を得ようとする心理傾向のことを意味します。「他の人が逃げないから、自分も逃げなくても大丈夫」といった、災害や事件などの異常事態における認知の歪みとされています。

周りの人がのんびりしていると、自分も大丈夫と錯覚してしまうよう、『みんな』が与える影響は大きく、合わせようとします。

そんなとき、勉強が好きな友だちが周りにいれば、「あの子もやってるから自分もやろうかな」と自ら勉強に向き合ってくれます。

大人がどれだけ、勉強することが子どもためになるかを伝えても「でも楽しくないし。誰もやってないし。」で終わってしまいがちですよね。

子どもの前で楽しく勉強する

勉強をしない子どもは「勉強=イヤなもの」とインプットされがちです。

そこに「勉強=楽しいもの」と上書きしてあげましょう。

楽しみながら勉強している姿を子どもに見せると、子どもは好奇心で寄って来るでしょう。

「やってみる?」と言って頷いたら子どもにもやらせてみましょう。

保護者の方の勉強する姿が、何よりも効果的です!ぜひ一緒に机に向かってみましょう。

子どもから「やりたい」と言わせるようにすることもポイントです。

まとめ やる気を引き出してあげれば自然と勉強します

人の気持ちを無理やり変えることができないように、子どもに「勉強しなさい」と言うだけでは思うように勉強してくれません。

逆にやる気を引き出してあげさえすれば、子どもはいつまでも勉強していることでしょう。

そのためには、ご家族の努力が必要不可欠です。

外出自粛でいつも一緒にいるとストレスとなり、ついカッとなり怒鳴りつけてしまうこともあるでしょう。

人間ですから仕方のないことです。

けれどできる限りぐっと堪えて、大切な子どもと向き合い寄り添って、この緊急時を一緒に乗り越えていきましょう。